「21 Grams/21グラム」を観た #3
ひさびさに観直したAlejandro González Iñárritu監督の「21 Grams/21グラム」(2003/Cinema)について。
あらためてあらすじを。心臓移植手術を受けないと余命1ヶ月と宣言された大学教授のPaul(Sean Penn)は、心臓のドナーを待つ日々を送り、Cristina(Naomi Watts)は優しい夫と幼い2人の娘と暮らし、前科のあるJack(Benicio Del Toro)は信仰を生きがいに妻と子供2人と平穏に暮らしていた。しかし、だが、JackがCristinaの夫を交通事故で死なしてしまい、その夫の心臓はPaulに移植された。1つの悲劇的な事故をきっかけに、決して出会うはずのない3人がひとつの心臓によって引き寄せられる...。
人は死んだ時に、魂の重さの分の21グラムだけ体重が軽くなるらしい。そんなタイトルの映画では、悲惨な事故によって、愛するものを失ったもの、愛するものを奪ったもの、それにより生きながらえるものが、それぞれ感情を爆発させ、苦悩していく様が描かれている。この画面はどんどん変わり、最初は混乱するんだけど、だんだんとひとつにつながっていく。そのすべてが異様な息苦しさに包まれていて、なんとも言えない歯がゆさと切なさが観てるこっちにも伝わってきた。
今年のアカデミーでLeonardo DiCaprioに栄冠をもたらした「The Revenant/レヴェナント:蘇えりし者」(2015)、これもいつか観てみたい。
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