「Bonnie and Clyde/俺たちに明日はない」を観た
アメリカン・ニューシネマの名作とその存在は知りつつも、実際に観たことがなかった「Bonnie and Clyde/俺たちに明日はない」(1967/Cinema)。やっと観てみた。
こんなあらすじ。大恐慌下のアメリカ1930年代。刑務所を出所し、チンケな自動車泥棒だったClyde(Warren Beatty)は、気が強いウェイトレスの娘Bonnie(Faye Dunaway)と運命的に出会い、 意気投合した2人はコンビを組んで旅を続けながら各地で強盗に手を染めていく。その後、若者C.W.Moss(Michael J.Pollard)、Clydeの兄夫婦のBuck(Gene Hackman)とBlanche(Estelle Parsons)が加わり、引き続き強盗事件を繰り返すが、仲間割れや警察による猛烈な追跡により追い詰められていく...。
大恐慌時代に実在した若き犯罪者カップルの破滅的青春とその死までを描いた犯罪映画。激しい銃撃戦や悲惨な最期を遂げる犯罪者を主役にしたことなど、確かに衝撃的な映画かと思うけど、50年近くもたって今観ると違和感がある。特に犯罪を犯した後に流れる音楽はあまりにのどかだし、逃走劇に悲壮感がまったくない。同じような犯罪者カップルMickeyとMalloryを描いた「Natural Born Killers/ナチュラル・ボーン・キラーズ」(1994)のほうが衝撃的だった。やっぱり映画は観るタイミングも大事だなって思った次第です。
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