「ソナチネ/Sonatine」を観た
先日観た北野武監督の「その男、凶暴につき」(1989)。せっかくなんで監督4作目「ソナチネ/Sonatine」(1993/Cinema)も観てみた。
こんなあらすじ。広域暴力団"北島組"の友好団体"中松組"が、沖縄の"阿南組"と戦争になった。北島組組長の北島(逗子とんぼ)とその幹部の高橋(矢島健一)は、北島組傘下の村川組組長の村川(ビートたけし)に「中松を助けろ」と命令する。助っ人として手下たちと共に沖縄へと出向いた村川達だったが、それに刺激された阿南組によって逆に命を狙われ、事務所を爆破された。八方塞がりの状況の中、村川達は海岸沿いの廃屋に身を隠すことになる...。
この「ソナチネ」、北野武監督の最高作という評判が多く楽しみにして観たんだけど、確かにいい。暴力の世界に疲れ果てた中年ヤクザが、美しい沖縄の海に触れるシーンとか、その沖縄でのチンピラ達と遊ぶシーンでの乾いたユーモア、そして最後にはキレイに滅びるという美学が貫かれていた。乾いたシーン、濃厚なシーンのバランスがよく、最低限のセリフで映画を成立させる手腕もいいと思う。
最近、ジワジワ観出した北野映画。「キッズ・リターン」(1996)や「HANA-BI」(1998)もチャンスがあれば観たいと思う。
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