「キッズ・リターン/Kids Return」を観た
あらためて「その男、凶暴につき」(1989)、「ソナチネ/Sonatine」(1993)に続いて観てみた北野武監督の「キッズ・リターン/Kids Return」(1996/Cinema)について。
こんなあらすじ。高校3年生の同級生でありながら、兄貴分のマサル(金子賢)とその弟分のシンジ(安藤政信)は、さえないながらもいつもつるんで楽しい毎日を過ごしていた。ある日カツアゲした高校生の助っ人にノックアウトされてしまったマサルはボクシングに目覚め、ジム通いをはじめる。つき合いでシンジもジムに入門し、ふたりはボクシングの練習に没頭する。ある夜ヤクザに絡まれたふたりは、若頭に助けられるが、その迫力にマサルは感動し、マサルはヤクザの子分になってジムを辞めてしまう。そして高校生活も終わり、いつの間にかシンジはボクシング界の逸材に成長していた...。
男子高校生コンビのひとりはボクサーの道へ、そしてもうひとりはヤクザの世界に...そんな青春模様を描いた映画がこれ。最初はただの青春映画のような展開なんだけど、後半に向けて厳しい運命が2人を待ち受けていて、笑いのあとに挫折と悲しみが残り、それが未来につながっていく。多感な10代の姿を見事に描いていて、いつだってやり直せるという最後のセリフでグッと来てしまった。50過ぎのおっさんには若さが眩しすぎる映画でした。
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