「阪急電車/有川浩」を読んだ
たまーに読んでる有川浩さん。三茶Tsutayaで買って読んでみた「阪急電車」(幻冬舎文庫)について。
これ、阪急電車今津線を舞台にしたオムニバス形式の連作短編小説集。まずはこんなあらすじ。会社員の"征志"は、ほぼ2週間に1度のペースで図書館に通っている。そんな征志"は、西宮北口方面行きの宝塚駅で乗った今津線で隣に座った女性は、図書館でよく見かける女性だった。2人の会話ははずみ、「この次会ったとき、一緒に呑みましょうよ」となり、恋が始まる...。
阪急電車今津線を舞台に片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡が描かれた連作短編小説集。恋が始まったり、傍若無人な振る舞いのおばさんたちにイラッとしたり、理不尽な彼氏との別れを決めたり、寝取られた元彼氏の結婚式に純白ドレスで出席したり...たまたま乗り合わせた乗客達の人生が少しずつ交差し、お互いに小さな変化を与えていくという奇跡が描かれている。
関西とはご縁のない自分だけど、そこに暮らす人々を楽しく読むことができました。
cf. 有川浩 読破 List
- 図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (2006)
- 図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (2006)
- レインツリーの国 (2006)
- 図書館危機 図書館戦争シリーズ(3) (2007)
- 図書館革命 図書館戦争シリーズ(4) (2007)
- 阪急電車 (2008)
- 別冊図書館戦争I 図書館戦争シリーズ(5) (2008)
- 別冊図書館戦争II 図書館戦争シリーズ(6) (2008)
- ヒア・カムズ・ザ・サン (2011)
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