「ランウェイ☆ビート/原田マハ」を読んだ
最近結構読んでいる原田マハ。三茶TSUTAYAで買って読んでみた「ランウェイ☆ビート」(宝島社文庫)について。
こんなあらすじ。"塚本芽衣"のクラスに転校生"溝呂木美糸(ビート)"が山梨から上京してきただった。ビートはモードが大好きで、超人気モデルの"立花美姫"からいじめを受けていたパソコンおたくの"犬田悟"をクラス一カッコイイ男にすることを宣言し、見違えるようなイケメン男に変貌させた。これが元でビートが中心となって文化祭のファッションショーの準備にクラスが盛り上がっていくのだが...。
これ、転校生の天才デザイナーとクラスメイトたちがファッションショーに挑み、前代未聞の現役高校生ファッションブランドを立ち上げるという青春サクセス小説。原田マハが"maha名義"で書いたケータイ小説ということで、めちゃめちゃ軽いし、薄っぺらい。薄っぺらいんだけど、文章に非常に勢いがあって、そのままイッキに読んでしまった。王道で爽快な青春小説で、高校生が何かに熱中する姿が素直に描かれてて、51歳のおっさんとしてはあまりにこっ恥ずかしいし、なんとなく羨ましくなった。
いやー、この手のケータイ小説はもう読まないと思うけど、こんな世界もあることが実感できた1冊だった。
cf. 原田マハ 読破 List
- ランウェイ☆ビート (2008)
- さいはての彼女 (2008)
- キネマの神様 (2008)
- 永遠をさがしに (2011)
- 楽園のカンヴァス (2012)
- 生きるぼくら (2012)
- いつも一緒に -犬と作家のものがたり-/新潮文庫編集部(編)・檀ふみ・小路幸也・遠藤周作・角野栄子・伊丹十三・鷺沢萠・伊集院静・江國香織・幸田文・久世光彦・小川洋子・佐藤愛子・糸井重里・原田マハ・島尾敏雄・馳星周・小澤征良・山崎豊子・唯川恵 (2013)
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