「ア・ホーマンス」を観た
最近ちょいちょい観ている松田優作主演作品。「蘇える金狼」(1979)、「野獣死すべし」(1980)に続き、松田優作が監督、主演した「ア・ホーマンス」(1986)について。
こんなあらすじ。欲望と暴力の支配する新宿に、記憶を失った謎の男(松田優作)がオートバイに乗ってふらりと現れる。新宿は大島組、旭会という2つの暴力団組織が抗争の真っ最中であった。大島組の幹部"山崎道夫"(石橋凌)は謎の男と出会い、風のような自由な生き様に次第に惹かれていく。彼はその男を"風(ふう)さん"と呼び、自らが経営するデート喫茶で働かせる...。
この映画、街の女との触れ合いとか抗争の最中にいるはみ出しヤクザ山崎と風さんの間に生まれた奇妙な友情を描いた映画。で、ヤクザ映画かと思って観ていたら、「Blade Runner/ブレードランナー」っぽい大都会の湿った描写や「Terminator/ターミネーター」っぽい殺人兵器の描写もあり、実はSF映画でもあった。松田優作はきっとこんなことを考えてたんだなぁって思った。
なお、この映画で俳優デビューした石橋凌、いい透明感をまとっていた。最後に流れるARBの「AFTER '45」、鳥肌が立った。
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