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Saturday, December 24, 2016

「花々/原田マハ」を読んだ

Mahaharada_hanabana 先日読んだ原田マハの「カフーを待ちわびて」。そのアナザーストーリーである「花々」(宝島社文庫)もせっかくなんで、読んでみた。
 こんなあらすじ。純子はつらい看護師勤務や煩わしい家族関係が嫌になり、故郷を逃げ出し、沖縄・与那喜島のダイビングショップでアルバイトをしていた。成子は巨大複合開発施設のPLなどキャリアウーマンとして生き、結果夫婦関係も破綻していた。そんな中、与那喜島に巨大リゾート開発の話が持ち上がり、純子と故郷の与那喜島に帰ってきた成子はこの島で出会った。新規事業を考えていた成子は、「おんな一人旅の宿」というテーマで奄美諸島の神秘の島々を取材する仕事を純子に提案する...。
 これ、「カフーを待ちわびて」の"明青と幸"の暮らしの傍でくり広げられていたもう一つの物語。奄美諸島の神秘の島々を訪れた2人は、離島のめずらしい花々に出会い、それぞれの宿命をみつけていくというもの。2人が背負ってきた人生が丁寧に描かれるくだりが結構重いんだけど、その人生が交差するあたりは切ない。でも最後は希望がある。
 純子と成子の話なんだけど、「カフーを待ちわびて」で気になっていた明青と幸のことが最後の最後に出てくる。これが思わずジワーっとくるサプライズだった。「カフーを待ちわびて」とこの「花々」、2冊ともいい話だった。

cf. 原田マハ 読破 List
- カフーを待ちわびて (2006)
- ランウェイ☆ビート (2008)
- さいはての彼女 (2008)
- キネマの神様 (2008)
- 花々 (2009)
- 永遠をさがしに (2011)
- 楽園のカンヴァス (2012)
- 生きるぼくら (2012)
- いつも一緒に -犬と作家のものがたり-/新潮文庫編集部(編)・檀ふみ・小路幸也・遠藤周作・角野栄子・伊丹十三・鷺沢萠・伊集院静・江國香織・幸田文・久世光彦・小川洋子・佐藤愛子・糸井重里・原田マハ・島尾敏雄・馳星周・小澤征良・山崎豊子・唯川恵 (2013)

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