「SCIENCE OF STAR WARS/スター・ウォーズの科学~未来との遭遇~」(WOWOW)を観た
いよいよ12/16の「Rogue One:A Star Wars Story/ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(2016)公開が迫る中、WOWOWで全7作の一挙放送が行われている。その中で放送された「SCIENCE OF STAR WARS/スター・ウォーズの科学~未来との遭遇~」(WOWOW)。じっくりと観てみた。
これ、2005年に放送され、3つの番組で成り立っている連作ドキュメンタリー番組。どの回もC-3POとR2-D2が司会役で、C-3POを演じたAnthony Danielsが登場し、コミカルに番組が進んでいくだけど、テーマはあくまで遠い宇宙の夢物語として描かれたStar Warsの最先端科学が今や現実モノのになろうとしていること。エンジニアの想像をかき立て続けているStar Warsがドキュメンタリーとして描かれている。で、3つの番組は下記の通り。
・SCIENCE OF STAR WARS-Man and Machines/スター・ウォーズの科学~未来との遭遇~ #1 人間と機械
・SCIENCE OF STAR WARS-Space Cowboys/スター・ウォーズの科学~未来との遭遇~ #2 スペースカウボーイ
・SCIENCE OF STAR WARS-War,Weapons and the Force/スター・ウォーズの科学~未来との遭遇~ #3 戦争、兵器、フォース
まず「#1 人間と機械」のテーマは、日々進化しているロボット工学や技術のこと。ロボットを動かすプログラミングの実習に熱中している米国中学生、賞金200万ドルがかかった自走ロボットのコンテストにチャレンジしている15歳の少年、義足など体が不自由な人間を支える新技術、災害発生時の探索に使われるロボット、ソニーが開発した犬型ロボットAIBOと二足歩行ロボットQRIO、ホンダのASIMOなどなどが取り上げられている。AIBOとかは今となっては懐かしいけれど、まさに夢のようなロボット商品だった。
続いては「#2 スペースカウボーイ」のテーマはビークル系。廃品置場のガラクタからホバーバイクを作ったニュージーランドの青年発明家、水素燃料エンジンの車、磁気浮上式のリニアモーターカー、60年代の映画に出てきたジェットパックといったパーソナルロケット、小型の潜水艇、セグウェイなどが出てくる。特に2006年上海出張で人生初めて乗ったリニアモーターで体験した時速431kmにはほんとテンションあがったことを思い出した。
そして最後の「#3 戦争、兵器、フォース」。あのルンバのiROBOT社による不発弾処理ロボット、暗視カメラや赤外線センサー、X-WINGを地で行くステルス戦闘機といった兵器類に加え、平和を守るForceの世界観に影響を受けた中国少林寺の僧侶による教えなどが取り上げられている。Lucus監督が東洋仏教に影響を受けていることも有名な話だ。
単なるカルチャーとしてのStar Warsではなく、科学技術を推進させてきたStar Wars。なかなか面白いドキュメンタリー番組だった。
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