「Automata/オートマタ」を観た
人型ロボット=Automataが普及した近未来を描いた「Automata/オートマタ」(2014/Cinema)について。
こんなあらすじ。太陽風の増加が原因で砂漠化が進み、世界人口が2,100万人にまで激減した未来。労働力の不足はAutomataと呼ばれる人工知能搭載ロボットで補われていた。すべてのAutomataには「生命体に危害を加えない」「自他のロボットの修理や改造を行なってはならない」という2つの制御機能(=プロトコル)が組み込まれていたが、、ある時2つめのプロトコルが無効化されたAutomataが発見される。プロトコルの書き換えは重大な不正行為であり、保険調査員Jacq(Antonio Banderas)は首謀者を捜し始めるが...。
これ、人間に代わる労働力として人工知能搭載ロボットが使われている近未来を舞台に、ロボット達の異変に気付いた男の姿を追うSFサスペンス映画。トーンとしては乾いているけど、最後までまとわりつくような閉塞感。その中で、自我が生まれる瞬間を描き、人に近づいたAIを描いていく中で、人類を凶暴な猿として批判していた。それにしても、ひさびさにAntonio Banderasの演技を観たけど、いい意味で一皮むけたと思った。なかなかの佳作だった。
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