「快挙/白石一文」を読んだ
三茶Tsutayaで徘徊中にひっかかった白石一文の「快挙」(新潮文庫)について。
こんなあらすじ。写真家を目指す"俊彦"は、あの日月島の路地裏で小料理屋を営む2歳上の"みすみ"を見つけ、結婚する。やがて小説に転向した俊彦を、気丈なみすみは支え続けた。「あの場所であなたを見つけた。その瞬間が私の人生の快挙。」と思うほどの相手と結婚したのに、5年を過ぎると夫婦関係はすっかり変わってしまった...。
小さなひびが入っても生きていく夫婦を描き、人生における快挙を何なのかを探していく物語。結婚生活を続けていけば、みんないろんな壁にぶち当たったり、小さな秘密が生まれたり、病気になったり、仕事がうまくいかなくなったり、親とギクシャクしたり...いいこともあれば悪いこともある。そんな問題を2人で乗り越えるという話。あらためて家族を大切に思うことを思い出させる話だった。
cf. 白石一文 読破 List
- 最後の恋 MEN'S -つまり、自分史上最高の恋。-/朝井リョウ・伊坂幸太郎・石田衣良・荻原浩・越谷オサム・白石一文・橋本紡 (2012)
- 快挙 (2013)
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