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Wednesday, February 08, 2017

「The Finest Hours/ザ・ブリザード」を観た

The_finest_hours 実際に起こった巨大タンカーの海難事故を描いた「The Finest Hours/ザ・ブリザード」(2016/Cinema)について。
 こんなあらすじ。真冬の大西洋でブリザードに襲われた巨大タンカー"ペンドルトン号"が大破してしまう。船内には32名の乗組員が取り残され、真っ二つになった船が沈没しないよう、機関士のSybert(Casey Affleck)ら乗組員たちは懸命の努力を続けるが、船の命運は今にも尽きようとしていた。そんな過酷な状況の中、沿岸警備隊隊員のBernie(Chris Pine)と同僚3人は、上司のCluff司令官(Eric Bana)の命令によって事故現場へ救出に向かうが、彼らが乗り込んでいるのは定員12人の木製小型救助艇であった...。
 これ、1952年に起きたアメリカ沿岸警備隊史上最も困難とされた海難事故"ペンドルトン号の救出劇"を映画化したもの。極寒の厳しい北大西洋上で悪天候により遭難した巨大タンカーに残された生存者32人の救助に、4人の沿岸警備隊が定員12人の小型木製救助艇で挑むというもの。地上で待つ者、救命艇で救出に向かう者、タンカーの中で助けを待つ者...それぞれのドラマが見事にオーバーラップし、観ているこっちもテンションが上がっていく。現在地もわからず、交信もできず、一寸先の視界さえはっきりとしない絶望的な状況を前に、規則や慣習に従わず、自らの状況判断で可能性を切り開く乗組員達の姿がよかった。
 迫真の海洋アクション映画。こんな映画は映画館で観たかったと思う。

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