「くるりの20回転/くるり」を聴いた
去年2016年で結成20周年のくるり。先月2/28(火)お台場Zepp Diver City TOKYOで観れたTour"『くるりの20回転』リリース記念ツアー「チミの名は。」"も最高だった。で、ずっとヘビロテしてた20周年記念のBest盤「くるりの20回転」(2016/Album)についてそろそろ書いてみる。
これ、そのTitle通り、Band結成から最新の「上海蟹」までくるり20年の歴史を網羅したAll Time Best盤。ただダラダラと曲について書いてみる。まずはDisc-1から。
・M-01「東京」:この曲で始まったくるり。歪んだGuitarにやられたし、こんな♪君がいるかな 君と上手く話せるかな まぁいいか でもすごくつらくなるんだろうな♪といった歌詞。完璧なRocka Ballad。2月のお台場で聴きたかった。
・M-02「虹」:たゆたゆと揺れるMelodyの気持ちよさ。
・M-03「青い空」:性急なPunk Tune。昔この曲がなんかのCMに使われてた気がする。
・M-04「街」:岸田の絶叫から始まるこの曲、カタルシス感じる。
・M-05「春風 (Alternative)」:この花粉症の季節にぴったりの癒しSong、2月のお台場で聴けてよかった。
・M-06「ワンダーフォーゲル」:PunkやAcousticなくるりの世界がこの曲でイッキに広がったと思う。♪つまらない日々を 小さな体にすりつけても減りはしない 少しさびしくなるだけ♪、こんなどこか寂しげな歌詞もいい。ともかくこの曲のイントロがかかった瞬間に、Grassに走りたくなる。
・M-07「ばらの花」:この曲、ほんと一時期、めちゃめちゃハマってた。この♪僕らお互い弱虫すぎて 踏み込めないまま朝を迎える♪がしみまくってた。2月のお台場で聴きたかった。
・M-08「リバー」:バンジョーっぽい音色が軽やかなCountry調。
・M-09「ワールズエンド・スーパーノヴァ」:「ワンダーフォーゲル」の流れから拡大した1曲。Loopの楽しさを教えてくれた。何回もLiveでこの曲を聴いてるけど、2月お台場が過去最強の「ワールズエンド・スーパーノヴァ」だった。
・M-10「男の子と女の子」:♪僕たちはみんなだんだん歳をとる 死にたくないなと考えたりもする 愛する人よもうすぐ気づくだろう 僕らの優しさもだんだん歳をとる♪。この曲の歌詞には男女の心理がうまってる。
・M-11「HOW TO GO」:タメが効きまくった流れもいい。
続いてDisc-2へ。
・M-01「ハイウェイ (LA mix)」:乾いたRhythmがいいRoad Movie的Tune。
・M-02「ロックンロール」:この曲でDrumsを叩いてたChristopher McGuire、大らかなDrummingが好きだった。
・M-03「BIRTHDAY」:やたら軽やか。
・M-04「Superstar」:この曲も軽やか。♪目に汗が入ってしまった 心に隙ができちまった 誰にも言いたくない本音だよ♪。この歌詞が好き。
・M-05「赤い電車」:あんまり乗ることは少ない京急電車だけど、乗るたびにこの曲が脳内Loopする。
・M-06「Baby I Love You」:EvergreenなLove Song。
・M-07「Juice (くるりとリップスライム)」:Brassの音もいい感じで盛り上げてるノリのいいParty Tune。くるりのBand Soundの上で、Ripの4MCが弾けてて、サビの♪la la la....♪で、岸田氏のファルセットがうまく溶け合ってる。
・M-08「五月の海」:軽やかなアコギのStrokeがいい。このBest Albumで初めて出会った1曲。
・M-09「JUBILEE」:くるり meets Classicな1曲。初めて聴いたときはピンとこなかったけど、今思えば、Mixture Bandたるゆえんな曲だったんだと思う。ほんと続けることが大事。
・M-10「言葉はさんかく こころは四角 (Single Ver.)」:♪知らない街角の 知らない片隅で 知らない誰かと恋に落ちるだろう いつかきっと君も恋に落ちるだろう つないだお手々を振り払うように♪。この歌詞は切なすぎた。
・M-11「さよならリグレット」:Popで定番なくるり名曲の1つ。初めて聴いたときは交響楽を通過し、また幅が広がっての帰還したと思った。
・M-12「三日月」:Pianoの美メロからひたすら音数をそぎ落としてる。これに、♪このため息が君に届けば きっと誰よりも悲しむのでしょう♪なんて切ない歌詞が載ってる。シンプルな名曲。
・M-13「愉快なピーナッツ」:軽やかなEight BeatのPop Tune。♪いつからかこんなに離ればなれ 見つけた夢さえも途切れ途切れ そうだ 一瞬思い付いた 電源 落としてみようぜ♪。あらたなスタートの時期にぴったりだ。
で、LastのDisc-3へ。
・M-01「シャツを洗えば (くるりとユーミン)」:岸田のPopなMain Vocalに、Yumingが絶妙なChorusでからんでいき、♪I feel the sunshine of your love♪と2人のUnisonがめっちゃ気持ちいい。CDJ0910でくるりのStageにYumingが出てきたときは、ほんとTensionあがった。
・M-02「魔法のじゅうたん」:優しくて明るいAcousticなMelody Lineに切ない歌詞。♪君のこと沢山知ってるつもりだったな だけどこんなにも分からなくなるなんて 素敵な時間もありふれた朝も 今日は青空だけどさみしいなんて♪。自然と口ずさみながら、心のどこかが暖かくなるそんな曲。
・M-03「奇跡」:純粋で優しくて、無償の温かさがつまった曲。♪神様ほんの少しだけ 絵に描いたような幸せを 分けてもらうその日まで どうか涙を溜めておいて♪。みんなが幸せになればいいことを願ってる曲。
・M-04「石巻復興節」:あれから6年。
・M-05「my sunrise」:アコギの美しさがしみる。
・M-06「everybody feels the same」:躍動感あるRock'n Roll Number。あんまり意味のない世界都市名連呼もいい。
・M-07「Remember me」:子供目線のやさしさが合う。
・M-08「ロックンロール・ハネムーン」:♪窓辺に映った広がる田園のような 光に満ちあふれた 未来が手まねきしてるかな♪。こんな歌詞に情景が浮かぶ。
・M-09「最後のメリークリスマス」:旅立ちの歌だったんだとあらためて思った。
・M-10「Liberty&Gravity」:ほんとに不思議でどこかひっかかる異色でアヴァンギャルドな1曲。この混沌さがくるりのMixture。
・M-11「There is (always light)」:自由なAlbum「THE PIER」のLastを締めくくる映画のエンドロールな1曲。
・M-12「ふたつの世界」:優しさとPopさにあふれたLove Song。♪忘れないで 生まれ変わる時がきても 心がちょっと近づいても 昨日の君のまま♪。こんな歌詞がいい。
・M-13「かんがえがあるカンガルー」:くるりらしい機種雑多なPop Tune。NHKみんなのうたっぽい。
・M-14「琥珀色の街、上海蟹の朝」:2月のお台場でこの曲を聴いたけど、あらためてリフレインされるCatchyなサビの中、岸田の味があるRapが気持ちいい。「今夜はブギー・バック」級のアンセムだと思ってる。
20年経って、いろんな思い出がつまってるBand。これからもずっと聴いていく。
● くるりの20回転/くるり (2016/Album)
=Disc-1=
M-01. 東京
M-02. 虹
M-03. 青い空
M-04. 街
M-05. 春風 (Alternative)
M-06. ワンダーフォーゲル
M-07. ばらの花
M-08. リバー
M-09. ワールズエンド・スーパーノヴァ
M-10. 男の子と女の子
M-11. HOW TO GO
=Disc-2=
M-01. ハイウェイ (LA mix)
M-02. ロックンロール
M-03. BIRTHDAY
M-04. Superstar
M-05. 赤い電車
M-06. Baby I Love You
M-07. Juice (くるりとリップスライム)
M-08. 五月の海
M-09. JUBILEE
M-10. 言葉はさんかく こころは四角 (Single Ver.)
M-11. さよならリグレット
M-12. 三日月
M-13. 愉快なピーナッツ
=Disc-3=
M-01. シャツを洗えば (くるりとユーミン)
M-02. 魔法のじゅうたん
M-03. 奇跡
M-04. 石巻復興節
M-05. my sunrise
M-06. everybody feels the same
M-07. Remember me
M-08. ロックンロール・ハネムーン
M-09. 最後のメリークリスマス
M-10. Liberty&Gravity
M-11. There is (always light)
M-12. ふたつの世界
M-13. かんがえがあるカンガルー
M-14. 琥珀色の街、上海蟹の朝
* Quruli:Shigeru Kishida(1996-),Masashi Sato(1996-),Fanfan(2011-),Nobuyuki Mori(1996-2002),Tasshin Ohmura(2001-2006),Christopher McGuire(2003-2004),Shonen Yoshida(2011-2013),Yuji Tanaka(2011)
* Mastered by Tohru Kotetsu at JVC Mastering Center.
* VICL-64632~4 2016 JVCKENWOOD Victor Entertainment Corp.
cf. くるり My CD/DVD List
- ファンデリア(おまけつき) (1998/Mini Album)
- さよならストレンジャー (1999/Album)
- 図鑑 (2000/Album)
- Team Rock (2001/Album)
- The World Is Mine (2002/Album)
- ジョゼと虎と魚たち-Original Soundtrack (2003/Album)
- アンテナ (2004/Album)
- くるくる鮨 (2004/DVD)
- Birthday (2005/CDS)
- Superstar (2005/CDS)
- 赤い電車 (2005/CDS)
- Baby I Love You (2005/CDS)
- Nikki (2005/Album)
- Juice/くるりとリップスライム (2006/CDS)
- ラヴぃ/リップスライムとくるり (2006/CDS)
- ベスト オブ くるり TOWER OF MUSIC LOVER (2006/Album)
- Jubilee (2007/CDS)
- ワルツを踊れ-Tanz Walzer (2007/Album)
- 言葉はさんかくこころは四角 (2007/CDS)
- Philharmonic Or Die (2008/Album)
- 横濱ウィンナー-Yokohama Wiener (2008/DVD)
- さよならリグレット (2008/CDS)
- 三日月 (2009/CDS)
- 愉快なピーナッツ (2009/CDS)
- 魂のゆくえ (2009/Album)
- くるり鶏びゅ~と TRIBUTE TO QURULI/Various Artists (2009/Album)
- シャツを洗えば/くるりとユーミン (2009/CDS)
- 魔法のじゅうたん・シャツを洗えば(ヴァージョン2) (2010/CDS)
- 僕の住んでいた街 (2010/Album)
- 言葉にならない、笑顔をみせてくれよ (2010/Album)
- 奇跡 (2011/CDS)
- ベスト オブ くるり TOWER OF MUSIC LOVER 2 (2011/Album)
- everybody feels the same (2012/CDS)
- 坩堝の電圧 (2012/Album)
- ユニコーン・カバーズ/Various Artists (2013/Album)
- THE PIER (2014/Album)
- ふたつの世界 (2015/CDS)
- 琥珀色の街、上海蟹の朝 (2016/CDS)
- くるりの20回転 (2016/Album)
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