「Pawn Sacrifice/完全なるチェックメイト」を観た
1972年米ソ両大国の威信を懸けたチェスの世界王者決定戦を描いた「Pawn Sacrifice/完全なるチェックメイト」(2015/Cinema)について。
こんなあらすじ。1972年アイスランドで開催されたチェスの世界王者決定戦が舞台。それまで20年以上、ソ連人同士で王者を争ってきたこの大会に、アメリカから現われた若き天才チェスプレイヤーBobby Fischer(Tobey Maguire)が登場する。ソ連の王者Boris Spassky(Liev Schreiber)との対決に、米ソ両大国の威信を懸けた代理戦争として世界中の人々の注目が集まる中、Bobbyは第2局に現れることなく不戦敗となる...。
米ソの冷戦時代、チェスの盤上での代理戦争を戦った実在の天才チェスプレイヤーの故Bobby Fischerを中心に、ソ連チャンピオンとの手に汗握る対戦を描いたもの。Bobby FischerはIQが187という驚異的な知能指数を誇る一方、さまざまな奇行でも知られた風変わりな天才で、この主人公の波乱の人生をTobey Maguireが怪演していた。特に激しいプレッシャーの中、実況中継のカメラの音がうるさいとか観客の咳払いがうるさいとか強迫神経症の主人公のイライラが観ているこっちにもつたわってきた。しっかしチェスは子供の頃にやってことがあるけど、複雑な2人の打ち手は正直わからなかった。
病んでいく精神によって凄みが増すのが面白い映画、緊迫感あふれる佳作だと思う。
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