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Thursday, April 27, 2017

「新世界より/貴志祐介」を読んだ

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Yusukekishi_shinsekaiyori3 たまに読みたくなる貴志祐介の小説。ずっと気になってた「新世界より」<//>(講談社文庫)について。
 こんなあらすじ。1,000年後の日本、縄に囲まれ自然豊かな集落"神栖66町"では人類は手を触れず、意のままにものを動かせる"呪力"と呼ばれる超能力を身に付け、バケネズミと呼ばれる生物を使役し平和な生活を送っていたが、その子供達は思考の自由を奪われ管理されていた。その町に生まれた12歳の少女"渡辺早季"は、同級生達と縄の外へ出かけ、先史文明が遺した図書館の自走型端末"ミノシロモドキ"と出会った。そこで彼女達は、1,000年前の文明が崩壊した理由と現在に至るまでの歴史を知ってしまう。禁断の知識を得て、早季達を取り巻くかりそめの平和は少しずつ歪んでいく...。
 上巻482ページ、中巻442ページ、下巻551ページで、3巻合計1,475ページの大ボリュームなこの小説。果てしないブ厚さと魑魅魍魎がうごめく世界観に最初は難解だと思っていたけれど、不思議と途中からはこの異様で歪んでいてでも正常だと思える世界観に引き込まれていった。骨格となるアイデアと設定はSFだけど、プロットはミステリーで、モチーフは伝奇とファンタジーで、クライマックスはモダンホラーと戦争アクション。瑞々しい少年小説やスリル満点の冒険小説でもあって、いろんなジャンルがぶち込まれた娯楽大作だった。
 貴志祐介さんの想像力の限りを尽くして描かれたこの小説に、自分の五感と魂を揺さぶられました。

cf. 貴志祐介 読破 List
- 十三番目の人格 ISOLA (1996)
- 黒い家 (1997)
- 天使の囀り (1998)
- 新世界より (2008)
- 悪の教典 (2010)
- 鍵のかかった部屋 (2011)
- 雀蜂 (2013)

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