「リーチ先生/原田マハ」を読んだ
結構読んでる原田マハ。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「リーチ先生」(集英社)について。
こんなあらすじ。日本を愛し、西洋と東洋の芸術を融合したイギリス人陶芸家バーナード・リーチ。リーチは白樺派の柳宗悦、陶芸家の富本憲吉、濱田庄司、河井寛次郎らと親交を深めてきたが、その半生を二代にわたり弟子となった名もなき父子の視点から描かれている...。
生活の中の美を大切にした「用の美」、土や炎によってその出来が変わる陶芸の魅力、師弟としての蜜月とそこからの旅立ちなど、波乱万丈だけどもいい意味で淡々とその生き様と時代の風が伝わってきた。大切に作られたものを大切に使う生活ってほんといいなぁって思った1冊。
原田マハに史実に基づくフィクションを書かせたら右に出るものはいないと今回も思いました。
cf. 原田マハ 読破 List
- カフーを待ちわびて (2006)
- ランウェイ☆ビート (2008)
- さいはての彼女 (2008)
- キネマの神様 (2008)
- 花々 (2009)
- 本日は、お日柄もよく (2010)
- 永遠をさがしに (2011)
- 楽園のカンヴァス (2012)
- 生きるぼくら (2012)
- いつも一緒に -犬と作家のものがたり-/新潮文庫編集部(編)・檀ふみ・小路幸也・遠藤周作・角野栄子・伊丹十三・鷺沢萠・伊集院静・江國香織・幸田文・久世光彦・小川洋子・佐藤愛子・糸井重里・原田マハ・島尾敏雄・馳星周・小澤征良・山崎豊子・唯川恵 (2013)
- ジヴェルニーの食卓 (2013)
- 総理の夫 First Gentleman (2013)
- 翔ぶ少女 (2014)
- 太陽の棘 (2014)
- 暗幕のゲルニカ (2016)
- デトロイト美術館の奇跡 DIA:A Portrail of Life (2016)
- リーチ先生 (2016)
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