« 「Secret in Their Eyes/シークレット・アイズ」を観た | Main | 豪徳寺 #9 »

Friday, November 10, 2017

「達磨林檎/ゲスの極み乙女。」を聴いた

Darumaringo_gestnokiwami ゲスの極み乙女。の3rd Album「達磨林檎」(2017/Album)、だいぶ聴いてたんでそろそろ書いてみる。
 あの諸事情により2016年12月の発売が一時中止され、活動自粛を経て、今年2017年5月に活動再開後、発売された1枚。ほんといろいろあった時期。Jazz、Funk、Soul、HipHop、Punk...自由にジャンルを横断したPop Albumなんだけど、それもこれもやっぱりMemberのMusicianとしての力量の高さによると思う。またFemale Vocalを積極的に取り込んでて、まるでOpera歌劇のような印象だった。長尺なM-08「いけないダンスダンスダンス」を除き、どの曲もコンパクトだし、Singleも入ってないし、個々の曲がというよりは1枚のAlbum作品全体でのまとまりがいいと思う。
 ともかくひっかかった曲について。
・M-01「シアワセ林檎」:組曲的なAメロからサビの大きなOpening Tune。
・M-02「影ソング」:辛辣で否定的だけど、きっと自分も責めてる。しっかしこのMelodyは気持ちいい。
・M-04「某東京」:東京に住む男の葛藤を叫びまくって、自他含めて毒吐いる。
・M-05「id2」:浮遊感。どこかFishmans的なApproach。
・M-06「心地艶やかに」:ゲス鉄板の混沌Pop Tune。やっぱりこの鉄板系はゲスに求めてしまう。
・M-07「午後のハイファイ」:いい感じの安っぽさが愉快。
・M-08「いけないダンスダンスダンス」:Operaで歌曲なドラマな1曲。8分以上の長尺だけど、聴かされてしまう。
・M-09「勝手な青春劇」:音の厚さのバランスの勝利。
・M-10「小説家みたいなあなたになりたい」:これも起伏があるDramaticなMelody。しっかし女性Vocalとの掛け合いがいい曲が多い。
・M-11「id3」:ひとり芝居。
・M-12「Dancer in the Dancer」:Neo SoulなApproach。
・M-13「ゲストーリー」:Funk TasteなDance Music。この曲でおしまい。

 いろいろあったけど、音は残ってるし、ちゃんと残してる。これからも聴いてく。

● 達磨林檎/ゲスの極み乙女。 (2017/Album)
M-01. シアワセ林檎
M-02. 影ソング
M-03. DARUMASAN
M-04. 某東京
M-05. id2
M-06. 心地艶やかに
M-07. 午後のハイファイ
M-08. いけないダンスダンスダンス
M-09. 勝手な青春劇
M-10. 小説家みたいなあなたになりたい
M-11. id3
M-12. Dancer in the Dancer
M-13. ゲストーリー
* ゲスの極み乙女。:川谷絵音(Vocal & Guitar & Programming),休日課長(Bass & Chorus),ちゃんMARI(Keyboards & Chorus),ほな・いこか(Drums & Chorus)
* Produced by 川谷絵音
* All Music & Lyrics Written by 川谷絵音
* Recorded & Mixed by 美濃隆章 at inning recording hosterlry & Studio Sound Dali & HeartBeat Recording Studio & Burnish Stone Recording Studios.
* Mastered by 前田康二 at Bernie Grundman Mastering.
* WPCL-12443 2017 Warner Music Japan Inc.

cf. ゲスの極み乙女。My CD/DVD List
- JAPAN'S NEXT 2013→2014 (2014/Album)
- 魅力がすごいよ (2014/Album)
- 両成敗 (2016/Album)
- 達磨林檎 (2017/Album)

|

« 「Secret in Their Eyes/シークレット・アイズ」を観た | Main | 豪徳寺 #9 »

音楽」カテゴリの記事

Rock」カテゴリの記事

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「達磨林檎/ゲスの極み乙女。」を聴いた:

« 「Secret in Their Eyes/シークレット・アイズ」を観た | Main | 豪徳寺 #9 »