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Thursday, January 25, 2018

「屍者の帝国」を観た

Shishanoteikoku 以前読んだことがある伊藤計劃円城塔の合作小説「屍者の帝国 The Empire of Corpses」。この小説のアニメ版「屍者の帝国」(2015/Cinema)、ちょっと観てみた。
 こんなあらすじ。19世紀末のLondonでは、屍者蘇生技術が飛躍的に進歩し、すでに亡くなった人々を労働力として有効活用していた。そんな中、医学生ワトソンはその才能を見込まれ、内密にイギリス政府が運営するウォルシンガム機関から召集がかかる。その特別任務は、唯一知性と感情に目覚めたという最初の屍者"ザ・ワン"と、彼を作ったフランケンシュタイン博士の研究日誌を見つけ出すというものだった...。
 亡くなった天才SF作家"伊藤計劃"の絶筆を、盟友"円城塔"が書き継いで完成させた遺作をアニメ化したもので、屍者を蘇えらせる技術が普及し、屍者達が労働者として駆り出されるというゆがんだ19世紀末を舞台にした作品。人が死ぬと21g体重が減り、その減った21gが魂の重さというあの名画「21 Grams/21グラム」と通じる世界観は好きだし、映像は美しく迫力があり、丁寧な作りだし、なかなかの佳作だと思う。続いて、アニメ版「虐殺器官」も観たいと思う。

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