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Thursday, February 01, 2018

「虐殺器官」を観た

Gyakusatsukikan 先日観た「屍者の帝国」(2015)に続き、観てみた伊藤計劃原作のアニメ版「虐殺器官」(2017/Cinema)について。
 あらためてこんなあらすじ。911以降先進国が徹底したセキュリティー管理でテロを一掃する一方、途上国では内戦や大規模な虐殺が増加していた。そんな中、US特殊部隊に属するクラヴィス・シェパード大尉は、世界各地の紛争や虐殺の首謀者と目されるジョン・ポールの暗殺指令を受ける。クラヴィスはジョンが最後に目撃されたプラハに潜入し、ポールの愛人という女性ルツィアに接触する...。
 これ、世界各地の紛争や虐殺の陰で暗躍する謎の男と彼を追うアメリカ軍特殊部隊兵士の戦いを描いた近未来アクション映画。虐殺はなぜ起きるのかという人間性を掘った世界観や、その根底にある神経と精神と肉体と情報操作によってコントロールされる虐殺など相当複雑に設定されたディテールが凄まじい。そしてその世界観を表現した緻密なビジュアルも凄まじい。一度原作も読んでいるんだけど、ちゃんと理解できなかった部分が多々ある。またいつか観てみたい映画だった。

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