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Monday, February 05, 2018

「旅宿おかえり/原田マハ」を読んだ

Mahaharada_tabiyaokaeri ほんと読みまくってる原田マハ。馬事公苑Tsutayaで買って読んでみた「旅宿おかえり」(集英社文庫)について。
 こんなあらすじ。売れないアラサータレント"おかえり"こと"丘えりか"。高校の修学旅行でよろずやプロの"萬鉄壁社長"にスカウトされてアイドルデビューするものの、鳴かず飛ばずで、今や唯一のレギュラーは旅とグルメ番組「ちょびっ旅」のレポーター役だけ。さらに追い討ちをかけるように、番組の打ち切りが決定する。そんな崖っぷちタレントのおかえりの元に、ある華道家元の奥様がやってきて、「病気で入院生活を続ける娘に代わって、おかえりさんに旅に出てほしい。その様子を娘に報告してやってほしい」という依頼が舞い込む...。
 これ、売れないアラサータレント"おかえり"がひょんなきっかけで始めた「旅代理業」は、依頼人や出会った人々を笑顔に変えていくというハートウォーミングな話。様々な事情を抱えた依頼を受けながら話が進むんだけど、おかえりが旅することで壊れかけた家族関係が修復されていく。これがやっぱり気持ちいい。その中で、旅心が伝わってくるし、旅の楽しさの醍醐味が伝わってくるし、思わず旅がしたくなるというものだった。
 それにしても原田マハが描く世界観は、登場人物がみな優しくてほっこりでいるし、結局都合のいい展開になるんだけど、それがなんだかんだで気持ちいい。心が疲れている時はその優しさがほんとしみてくる。今年もきっと彼女の作品をたくさん読むと思う。

cf. 原田マハ 読破 List
- カフーを待ちわびて (2006)
- ランウェイ☆ビート (2008)
- さいはての彼女 (2008)
- キネマの神様 (2008)
- 花々 (2009)
- 本日は、お日柄もよく (2010)
- 星がひとつほしいとの祈り (2010)
- 永遠をさがしに (2011)
- 楽園のカンヴァス (2012)
- 旅宿おかえり (2012)
- 生きるぼくら (2012)
- いつも一緒に -犬と作家のものがたり-/新潮文庫編集部(編)・檀ふみ・小路幸也・遠藤周作・角野栄子・伊丹十三・鷺沢萠・伊集院静・江國香織・幸田文・久世光彦・小川洋子・佐藤愛子・糸井重里・原田マハ・島尾敏雄・馳星周・小澤征良・山崎豊子・唯川恵 (2013)
- ジヴェルニーの食卓 (2013)
- 総理の夫 First Gentleman (2013)
- 翔ぶ少女 (2014)
- 太陽の棘 (2014)
- あなたは、誰かの大切な人 (2014)
- 暗幕のゲルニカ (2016)
- デトロイト美術館の奇跡 DIA:A Portrail of Life (2016)
- リーチ先生 (2016)
- 恋愛仮免中/奥田英朗・窪美澄・荻原浩・原田マハ・中江有里 (2017)
- アノニム (2017)

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