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Tuesday, March 13, 2018

「BOOTLEG/米津玄師」を聴いた

Kenshiyonezu_bootleg 米津玄師の4th Album「BOOTLEG」(2017/Album)について。
 DTMやVOCALOID、ニコニコ動画、アニメ的なイメージが強くて、ちょっと聴くのをずっとためらってた米津玄師。でもやっぱりに気になって、初めてちゃんと聴いた。RockもDanceもElectronicaもBalladもごちゃっと混ぜられてるけど、通して聴くと統一性があってしっくりする不思議さがある。さらにどこかにオマージュやリスペクトがあって、そのベースを凌駕しててほんとクオリティが高い。やっぱりPOPさってそれだけで気持ちいいんだけど、なんか聴いたことがない音が詰め込まれてる。J-POPも捨てたもんじゃないと思った1枚だった。
 ともかく曲について。
・M-01「飛燕」:ザクザクしたストロークの音がいきなりの躍動感。Multi Trackが生み出したいい感じのOpening Tune。
・M-02「LOSER」:性急でどこかMinorさのあるDance Track。
・M-03「ピースサイン」:音の厚さが暑苦しくならない軽快さがいい。
・M-04「砂の惑星」:ハチ名義のボカロ時代の曲をRe-buildしたTrack。しっかし初音ミクか...ちょっとこれ系は苦手。
・M-05「orion」:レクイエムのような壮大さ。
・M-06「かいじゅうのマーチ」:前向きさと優しさがつまったMidium Tune。
・M-07「Moonlight」:アンニュイさ漂うSlow Tune。
・M-08「春雷」:米津玄師のVocalテクが光る。
・M-09「fogbound」:至福な浮遊感がつつまれる。
・M-10「ナンバーナイン」:高揚感とRhythm感あふれるPop Tune。
・M-11「爱丽丝」:尖ったMelody LineなRockなんだけど彼にかかるとどこか違う。
・M-12「Nighthawks」:Live映え十分な疾走感。
・M-13「打上花火」:DAOKOとコラボした「打上花火」とは違いどこか玄人向けなArrange。
・M-14「灰色と青」:菅田将暉とのコラボだけど、このジワジワくる思いはなんなんだろう。そんなClosing Tune。

 こんな若き才能に出会うとうれしくなる。そんな1枚だった。

● BOOTLEG/米津玄師 (2017/Album)
M-01. 飛燕
M-02. LOSER
M-03. ピースサイン
M-04. 砂の惑星 ( + 初音ミク )
M-05. orion
M-06. かいじゅうのマーチ
M-07. Moonlight
M-08. 春雷
M-09. fogbound ( + 池田エライザ )
M-10. ナンバーナイン
M-11. 爱丽丝
M-12. Nighthawks
M-13. 打上花火
M-14. 灰色と青 ( + 菅田将暉 )
* All Songs Written by 米津玄師.
* Prodice and Arrangement:米津玄師,蔦谷好位置,agehasprings,ハチ,常田大希/King Gnu.
* Recorded and Mixed at abs Recording Studio,Bunkamura Studio,Prime Sound Studio Form,Oorong Tokyo Studio,aLive Recording Studio.
* Mastered by Ted Jensen at Stering Studio.
* All Illustration:米津玄師
* SRCL 9571 2017 Sony Music Records.

cf. 米津玄師 My CD/DVD List
- BOOTLEG (2017/Album)

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