「重力ピエロ」を観た #2
大昔に読んだことがある伊坂幸太郎の「重力ピエロ」(2003)。この原作を映画化した「重力ピエロ」(2009/Cinema)、ひさびさに観なおしてみた。
あらためてこんなあらすじ。仙台市内で発生する連続放火事件と現場の近くに残された謎のグラフィティアート。大学院で遺伝子の研究をする兄"泉水"(加瀬亮)と落書き消しの仕事をしている2歳年下の弟"春"(岡田将生)はその落書きが放火犯のメッセージだと気づき犯人を追ううち、24年前に彼らの家族に起きたある悲劇を知ることになる...。
連続放火事件に隠された家族の真実を描いたミステリー。小説を忠実に数々の伏線を基に1つに絡み合ったすべての謎が解けたとき、過去から今へとつながる家族の真実が明らかにされるというもの。その真実は悲しい過去なんだけど、その過去に「最強の家族だ」と立ち向かっていくのがいい。
先日、同じ伊坂幸太郎原作の映画版「アヒルと鴨のコインロッカー」を観たけど、これもよかった。またチャンスがあればほかの映画版伊坂作品を観たいと思う。
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