「Eye in the Sky/アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」を観た
軍事サスペンス映画「Eye in the Sky/アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」(2015/Cinema)について。
こんなあらすじ。イギリス軍諜報機関のKatherine Powell大佐(Helen Mirren)は、ケニア・ナイロビ上空の偵察用ドローンからの情報をもとに、戦地からほど遠いロンドンでアメリカとの合同軍事作戦を指揮している。大規模な自爆テロ計画の情報をつかんだKatherineは、米軍のドローンパイロットのSteve Watts(Aaron Paul)に攻撃を命じるも、殺傷圏内に少女がいることが判明した。テロを阻止しながらも現地の民間人たちを巻き添えにしないという困難な課題に直面させられる...。
ドローンを使い、戦場から遠く離れた場所で進められる現代の戦争の闇を描く軍事サスペンス映画がこれ。罪なき少女を犠牲にしてまでテロリストを殺害すべきかという究極の決断を通し、正義やモラルを問いかけるというもの。軍事目的に利用されたドローンでのリスクを緊迫感もたっぷりに描き切っていた。しっかしドローン攻撃を決められず、自分で判断できずにうえにエスカレーションしていくくだりは、ほんと他人事じゃなかった。
21世紀の戦場のモラルの問題にも迫り、思わず考えさせられる映画だった。
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「Lunana:A Yak in the Classroom/ブータン 山の教室」を観た(2023.11.27)
- 「いいお湯でした。/小山薫堂(原案)・冬川智子(作画)」を読んだ(2023.11.27)
- 「Dune/DUNE/デューン 砂の惑星」を観た(2023.11.26)
- 「Bullet Train/ブレット・トレイン」を観た(2023.11.25)
- 「首 KUBI」を観た(2023.11.23)
Recent Comments