「アンマーとぼくら/有川浩」を読んだ
たまに読んでる有川浩。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「アンマーとぼくら」(講談社)について。
こんなあらすじ。小学生の時に母を亡くした"リョウ"。父親はすぐに再婚するが義理の母親"晴子"に心を開けなかった。大人になったリョウは、晴子さんに会いに沖縄に帰り、親孝行のため「おかあさん」と3日間島内を観光する。観光を続けるうちリョウは何かがおかしいことに気がつく...。
これ、父親が再婚した母親と過ごす3日間の親孝行を描いたファンタジー。おかあさんと家族になった沖縄で、父親と3人で巡った場所をおかあさんのガイドで辿っていくんだけど、かつて新しい母親に心を開けなかったり、子供のような父親を許せなかったりと1つ1つの子供の頃の思い出が蘇り、おかあさんとリョウの絆がゆったりと深まっていく。そして訪れる先々で懐かしい親子を見かけるんだけど、沖縄という慈悲深い土地が見せてくれる神秘的な奇跡で、これがほんとに泣けてくる。
かりゆし58の「アンマ―」に着想を得たというこの小説、ひさしぶりに聴きたくなった。
cf. 有川浩 読破 List
- 図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (2006)
- 図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (2006)
- レインツリーの国 (2006)
- クジラの彼 (2007)
- 図書館危機 図書館戦争シリーズ(3) (2007)
- 図書館革命 図書館戦争シリーズ(4) (2007)
- 阪急電車 (2008)
- 別冊図書館戦争I 図書館戦争シリーズ(5) (2008)
- 別冊図書館戦争II 図書館戦争シリーズ(6) (2008)
- ヒア・カムズ・ザ・サン (2011)
- 空飛ぶ広報室 (2012)
- アンマーとぼくら (2016)
« Happy Birthday! Dear Peace!! 9th | Main | 「Rogue One:A Star Wars Story/ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(吹替版)を観た #4 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「当確師/真山仁」を読んだ(2024.11.29)
- 代官山通信 Vol.168(2024.11.27)
- 「Joker:Folie a Deux/ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」パンフレットを読んだ(2024.11.21)
- 「プリンス/真山仁」を読んだ(2024.11.09)
- 「しんがりで寝ています/三浦しをん」を読んだ(2024.11.02)
Recent Comments