「イノセンス INNOCENCE/Ghost in the Shell 2:Innocence」を観た
なんとなく、劇場アニメ版「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(1995)、誕生25周年記念の新作劇場版アニメ「攻殻機動隊 新劇場版」(2015)、ハリウッド版実写映画「Ghost in the Shell/ゴースト・イン・ザ・シェル」(2017)と観てきた"攻殻機動隊"モノ。その流れで観てみた「イノセンス INNOCENCE/Ghost in the Shell 2:Innocence」(2004/Cinema)について。
これ、1995年公開「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の続編。で、こんなあらすじ。2032年、生身の人間と人体の一部を機械化したサイボーグと"人形"と呼ばれるロボットが共存する日本では、日夜テロが発生する。テロ取締まり専門の政府直属機関"公安9課"のバトー刑事は脳を除くほとんどが機械のサイボーグだが、4年前に失踪した同僚"素子"のことが忘れられない。そんな中、少女型アンドロイドのプログラムが暴走し、所有者を惨殺する事件が発生し、バトーは相棒のトグサと捜査を始める...。
これ、暴走する少女型ロボットを追うサイボーグ刑事を中心に、機械化する現代社会で人間の存在価値を問うという鬼才・押井守の作り上げた近未来サイバー作品。この映画の凄さはストーリーもあるけどその映像美。この映像に盛り込められた情報量は凄まじく、構築された迷宮が現れていた。またメインテーマである「傀儡謡」のコーラスを4重にも流し、音楽面でも独特の世界観を作り上げていた。
東洋と西洋、過去と未来、哲学や思想...ほんとが押井守は鬼才だと思う。
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