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Thursday, May 31, 2018

「Miller's Crossing/ミラーズ・クロッシング」を観た #2

Millerscrossing ひさびさに観直したCoen兄弟のギャングモノ「Miller's Crossing/ミラーズ・クロッシング」(1990/Cinema)について。
 こんなあらすじ。1929年、禁酒法時代のアメリカ東部のとある町が舞台。Ireland系マフィアのLeo O'Bannon(Albert Finney)とイタリア系マフィアのJohnny Caspar(Jon Polito)は、暗黒街でシノギを削っていて、Leoとその片腕で博打好きのTom Reagan(Gabriel Byrne)は厚い友情で結ばれていた。同じくLeoの部下Bernie Bernbaum(John Turturro)の姉で、高級クラブで働く娼婦Verna Bernbaum(Marcia Gay Harden)はLeoの情婦だったが、Tomにも魅かれ一夜を共にする。やがてその事実がばれ、TomはLeoと袂を分かつ。博打の借金に追われるTomはCasparの下で働くことになるが、「Bernieを殺せ」という命令を、Casparから受けてしまう...。
 ギャング組織同士の抗争で行き場を失っていった男を描いたスタイリッシュなギャング映画がこれ。男同士の友情と裏切り、哀感を強調した映像美と抑えながらの独特なカメラワークなどその濃密な味わいからファンが多いと聞く。でも今回観直してちょっと怠惰な印象を受けてしまい、正直眠気がさした。やっぱりCoen兄弟には暴力の中に潜むシニカルなユーモアを求めてしまうので、自分的には微妙な映画だった。

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