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Tuesday, July 31, 2018

「Memento/メメント」を観た #2

Memento ひさびさに観直したChristopher Nolan監督のサイコ・サスペンス「Memento/メメント」(2000/Cinema)について。
 こんなあらすじ。LAで保険の調査員をしていたLeonard(Guy Pearce)、ある日何者かが彼の家に侵入し、妻がレイプされたうえ殺害されてしまう。それらを目撃したショックでLeonardは、自分の記憶を10分間しか保てないという前向性健忘という記憶障害に陥る。彼は記憶を消さないよう、事件に関するキーワードをポラロイドにメモし、体にタトゥーを刻み込みながら犯人の手掛かりを追っていく...。
 これ、発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ忘れてしまう前向性健忘という記憶障害に見舞われた男が、妻を殺した犯人を追うサイコ・サスペンス。新しい記憶が残らない男が苦闘しながら、必死の執念で犯人をみつけ、復讐を果たすというもので、映画のストーリーは、時の流れがすべて逆転している。そのため見ているこっちも、時が逆転していくストーリーを追っていくんだけど、これはほんと気が抜けない状況で、どんどん混乱してしまう。Christopher Nolanは、観る人をLenardと同じ状況に陥れていくことを狙ったんだろう。ひさびさに観直したけど、あらためて簡単には理解できない映画だった。

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