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Monday, July 09, 2018

「むかし僕が死んだ家/東野圭吾」を読んだ

Keigohigashino_mukashibokuga たまに読んでる東野圭吾。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「むかし僕が死んだ家」(講談社文庫)について。
 こんなあらすじ。「あたしは幼い頃の思い出が全然ないの」という7年前に別れた恋人"沙也加"の記憶を取り戻すため、私は彼女ととある家を訪れた。その家のことは父の遺品にあった地図と鍵から知り、その場所へ行ってみると、そこはめったに人が来ることのない山奥にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった...。
 これ、過去の記憶を追うというサスペンスモノなんだけど、トーンとしてはこの奇妙な家に誰かが潜んでいるのではという薄気味悪さがずっとつきまとい、ホラーチックなもの。「謎の十一時十分」、「チャーミー」、「あいつ」、「日記」、「手紙」、「動物園」など、全編を通して埋め込まれた伏線の量が凄まじく、その伏線がきちんと回収されていく流れは読んでて感心してしまった。緻密なロジックに裏打ちされた初期の東野作品の秀作だと思う。

cf. 東野圭吾 読破 List
- ブルータスの心臓 (1989)
- 回廊亭殺人事件 (1991)
- 美しき凶器 (1992)
- 分身 (1993)
- むかし僕が死んだ家 (1994)
- パラレルワールド・ラブストーリー (1995)
- 悪意 (1996)
- 秘密 (1998)
- 白夜行 (1999)
- 予知夢 (2000)
- 嘘をもうひとつだけ (2000)
- レイクサイド (2002)
- 時生 (2002)
- 幻夜 (2004)
- さまよう刃 (2004)
- 容疑者Xの献身 (2005)
- 黒笑小説 (2005)
- 赤い指 (2006)
- 流星の絆 (2008)
- 聖女の救済 (2008)
- パラドックス13 (2009)
- カッコウの卵は誰のもの (2010)
- プラチナデータ (2010)
- 白銀ジャック (2010)
- 麒麟の翼 (2011)
- 真夏の方程式 (2011)
- マスカレード・ホテル (2011)
- 虚像の道化師 ガリレオ7 (2012)
- ナミヤ雑貨店の奇蹟 (2012)
- 夢幻花 (2013)
- 疾風ロンド (2013)
- 祈りの幕が下りる時 (2013)
- 虚ろな十字架 (2014)
- マスカレード・イブ (2014)
- 禁断の魔術 (2015)
- 天空の蜂 新装版 (2015)

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