「20th Century Women/20センチュリー・ウーマン」を観た
Mike Millsが撮った思春期の少年の映画「20th Century Women/20センチュリー・ウーマン」(2016/Cinema)について。
こんなあらすじ。1979年夏、カリフォルニア州西海岸に暮らすシングルマザーの母親Dorothea(Annette Bening)は、反抗期を迎えた15歳の息子Jamie(Lucas Jade Zumann)の教育に頭を悩ませていた。そこでDorotheaは、ルームシェアしていたパンクな写真家のAbbie(Greta Gerwig)と近所に暮らすJamieの幼なじみJulie(Elle Fanning)に、息子の教育係になって欲しいと相談する...。
これ、1970年代末の南カリフォルニアを舞台に、個性的な3人の女性とのさまざまな経験を経て大人へと成長していく少年のひと夏を描いたもの。この映画の面白さは3人の女性の世代感の違い。ワーキング・ウーマンでシングルマザーとして生きてきた母親のDorothea、女性解放運動の洗礼を受けPunkな生き方をしている写真家のAbbie、精神的に危うい幼なじみJulie...この3人の個性がはっきりしていて、その3人の中で揺れる多感な少年Jamieという関係性がよかった。
個人的にはあの当時のNew Waveの旗手であったTaking Headsをいじるシーンが最高だった。なかなかの佳作だと思う。
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