「Alone in Berlin/ヒトラーへの285枚の葉書」を観た
ペンと葉書を武器にナチス政権に抵抗した夫婦の実話を映画化した「Alone in Berlin/ヒトラーへの285枚の葉書」(2016/Cinema)について。
こんなあらすじ。1940年6月フランスが降伏し、ドイツ国中が戦勝ムードに沸く中、ベルリンで慎ましく暮らしていた労働者階級の夫婦Otto(Brendan Gleeson)とAnna(Emma Thompson)のもとに1通の手紙が届く。それは彼らのひとり息子Hans(Louis Hofmann)の戦死の知らせで、2人は悲しみに暮れる。そしてペンを執ったOttoは、ヒトラー政権を批判するメッセージを匿名の葉書にせっせと書き綴っては、街のあちこちにばらまくというささやかな抵抗運動に身を投じるようになる...。
これ、第2次世界大戦中、ナチス政権下のベルリンでヒトラー体制を批判する匿名の葉書をひそかに公共の場にばらまき続けた1組の夫婦の姿を描いた人間ドラマ。夫婦の行動はあまりに孤独で寡黙で絶望的な抵抗であり、それでも強大な相手にひるむことなく立ち向かった姿にジワッときた。地味な展開だし、暗い映像だし、だからこそ内容の重さが伝わった映画でした。
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