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Tuesday, October 23, 2018

「もう『はい』としか言えない/松尾スズキ」を読んだ

Suzukimatsuo_mouhaitoshikaienai ずっと気になっていた劇団「大人計画」主宰の松尾スズキ。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「もう『はい』としか言えない」(文藝春秋)について。
 これ、表題作の「もう『はい』としか言えない」と「神様ノイローゼ」の2編が収録された作品。表題作はこんなあらすじ。2年間の浮気がばれた"海馬五郎"は、2度目の結婚で別れたくないと妻のヒールスリッパの鼻先に、土下座するしかなかった。その無条件降伏として浮気に使っていた仕事場の解約、1時間ごとの居場所のメール写真、毎日の営みを妻から宣言された。追い詰められ、がんじがらめの日々を過ごしていた海馬は、フランスの"世界を代表する5人の自由人のための賞"というエドルアール・クレスト賞の受賞を知らされる...。
 まず「もう『はい』としか言えない」は、浮気がばれて妻からパリに逃げた映画監督兼俳優の男に待ち受けていた妻よりも恐ろしい悪夢を描いたエンタメ小説。もう1つの「神様ノイローゼ」は恥ずかしい少年時代を開けっ広げにした自身の半生エッセイのような小説。どちらもあっちこっちと話題が飛び、登場実物も変態だらけで、胡散臭く、ブラックユーモアが溢れ、病的で闇が深い。
 初めて読んだ松尾スズキだけど、ほんとおもしろ過ぎた。また他の本も読んでみたくなった中毒本でした。

cf. 松尾スズキ 読破 List
- もう「はい」としか言えない (2018)

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