「泣きたくなるような青空/吉田修一」を読んだ
ずーっと読んでる吉田修一。「最後に手にしたいもの」に続き、世田谷中央図書館で借りて読んでみたエッセイ集「泣きたくなるような青空」(木楽舎)について。
これ、2012.10から2016.10のANA機内誌「翼の王国」に連載されたもの。旅を中心に吉田修一が体験したり、思ったり、感じたりしたことが肩の力が抜けたたたずまいで書かれている。甘酸っぱい思い出とか(「博多って、おっきいなー」)、上高地で水のきれいを書いたものとか(「清潔であること」)、ぜひ行ってみたくなった一口餃子の雲龍亭(「長崎うまかもん」)、マレーシアの孤島のイグアナ(「ペルヘンティアン島の奴ら」)、ハグについて(「フリーハグしてみた」)、スイスの首都ベルンでの川遊び(「ベルンで川を流れる」)、中学のころの合唱コンクルール(「人間の声」)、沖縄の離島で見上げた空のこと(「泣きたくなるような青空」)、ニューヨークでの桜(「満開の桜の樹の下・NY編」)とか...。
これもなんかサラッと読めて、前向きなエッセイ。図書館に予約していた「ウォーターゲーム」の順番もまわってきたのでこれも早速読もう。
cf. 吉田修一 読破 List
- 最後の息子 (1999)
- 熱帯魚 (2001)
- パレード (2002)
- パーク・ライフ (2002)
- 日曜日たち (2003)
- 東京湾景 (2003)
- 長崎乱楽坂 (2004)
- ランドマーク (2004)
- 7月24日通り (2004)
- 春、バーニーズで (2004)
- ひなた (2006)
- 女たちは二度遊ぶ (2006)
- 初恋温泉 (2006)
- うりずん/吉田修一・佐内正史 (2007)
- 悪人 (2007)
- 静かな爆弾 (2008)
- さよなら渓谷 (2008)
- あの空の下で (2008)
- 元職員 (2008)
- キャンセルされた街の案内 (2009)
- 横道世之介 (2009)
- 空の冒険 (2010)
- 平成猿蟹合戦図 (2011)
- 太陽は動かない (2012)
- 路(ルウ) (2012)
- 愛に乱暴 (2013)
- 怒り (2014)
- 森は知っている (2015)
- 作家と一日 (2015)
- 橋を渡る (2016)
- 犯罪小説集 (2016)
- 最後に手にしたいもの (2017)
- 泣きたくなるような青空 (2017)
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