« 「Star Wars:The Last Jedi/スター・ウォーズ:最後のジェダイ」を観た #3 | Main | 豪徳寺 #11 »

Friday, December 21, 2018

「デッドエンド/柴田哲孝」を読んだ

Tetsutakashibata_deadend なんかずっと気になってた柴田哲孝。三茶TSUTAYAで買って、初めて読んでみた「デッドエンド」(双葉文庫)について。
 こんなあらすじ。妻を殺害した罪で無期懲役で服役している"笠原武大"は、一日も早くどんな手を使ってでも刑務所を出ると決意していた。そして綿密な計画を練り、数十台のカメラの監視をかいくぐって、笠原は高さ3.5mの塀を越えた。大胆な動きで警察の追手を躱しながら、「あるもの」を手に入れ北を目指す笠原に自分の娘が誘拐されたというニュースが飛び込んでくる...。
 妻の殺害でIQ172の無期懲役の犯人が脱獄し、彼を捜査2課と警察庁の公安が追跡するし、テロリスト達が彼を誘い込み、亡きものにしようとする。3つの方向から物語が進むんだけど、最初脱獄モノと思っていた小説がなぜ妻を殺したのか? なぜ脱獄したのか? それらの理由が明らかになるころには、完全にこの物語にハマっていた。
 初めて読んだ柴田哲孝だけど、なかなかの上手さだった。この「デッドエンド」の後継「リベンジ」もいつか読んでみたい。

cf. 柴田哲孝 読破 List
- デッドエンド (2014)

|

« 「Star Wars:The Last Jedi/スター・ウォーズ:最後のジェダイ」を観た #3 | Main | 豪徳寺 #11 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「デッドエンド/柴田哲孝」を読んだ:

« 「Star Wars:The Last Jedi/スター・ウォーズ:最後のジェダイ」を観た #3 | Main | 豪徳寺 #11 »