「デッドエンド/柴田哲孝」を読んだ
なんかずっと気になってた柴田哲孝。三茶TSUTAYAで買って、初めて読んでみた「デッドエンド」(双葉文庫)について。
こんなあらすじ。妻を殺害した罪で無期懲役で服役している"笠原武大"は、一日も早くどんな手を使ってでも刑務所を出ると決意していた。そして綿密な計画を練り、数十台のカメラの監視をかいくぐって、笠原は高さ3.5mの塀を越えた。大胆な動きで警察の追手を躱しながら、「あるもの」を手に入れ北を目指す笠原に自分の娘が誘拐されたというニュースが飛び込んでくる...。
妻の殺害でIQ172の無期懲役の犯人が脱獄し、彼を捜査2課と警察庁の公安が追跡するし、テロリスト達が彼を誘い込み、亡きものにしようとする。3つの方向から物語が進むんだけど、最初脱獄モノと思っていた小説がなぜ妻を殺したのか? なぜ脱獄したのか? それらの理由が明らかになるころには、完全にこの物語にハマっていた。
初めて読んだ柴田哲孝だけど、なかなかの上手さだった。この「デッドエンド」の後継「リベンジ」もいつか読んでみたい。
cf. 柴田哲孝 読破 List
- デッドエンド (2014)
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