「愚者のエンドロール/米澤穂信」を読んだ
たまに読んでいる米澤穂信。「氷菓」の続編である<古典部>シリーズ第2弾「愚者のエンドロール」(角川文庫)、桜新町Tsutayaで買って読んでみた。
こんなあらすじ。高1の夏休み、古典部の面々は、2年F組の生徒が文化祭出展に向けて自主制作したというミステリー映画の試写会へと招かれる。しかしその映画は、「廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた」という事件の結末が描かれないまま尻切れトンボで終っていた。脚本家の体調不良で話が進まなくなってしまったことで、古典部は2年F組の入須冬実から、映画の犯人役を探し当てる「探偵役」を依頼される...。
千反田える、折木奉太郎ら古典部一行が未完の自主映画の結末を探す青春ミステリもの。それぞれの推理から反証に至るまで結構丁寧に描かれていて、実はゴリゴリの推理小説。ちなみこ<古典部>シリーズって、6作まであるようで、ぼちぼち読んでみたいと思う。
cf. 米澤穂信 読破 List
- 氷菓 (2001)
- 愚者のエンドロール (2002)
- ボトルネック (2006)
- インシテミル (2007)
- 儚い羊たちの祝宴 (2008)
- 追想五断章 (2009)
- 満願 (2014)
- 真実の10メートル手前 (2015)
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