「Miss Sloane/女神の見えざる手」を観た
政治を陰で動かすロビイストを描いた社会派サスペンス「Miss Sloane/女神の見えざる手」(2016/Cinema)について。
こんなあらすじ。米国の首都ワシントン。敏腕ロビイストのElizabeth Sloane(Jessica Chastain)は、銃所持擁護派団体から銃所持規制法案の成立を阻止してほしいと依頼されるものの、これを断わる。それを聞き付けた銃規制派の小さな新興ロビイスト会社CEOのSchmidt(Mark Strong)から誘いを受けたElizabethは、部下を引き連れてSchmidtの会社に電撃移籍する。卓越したアイデアと決断力で、規制法案の成立に向けて活発なロビイスト活動を開始するが、彼女のプライベートが暴露されていく...。
これ、米国の政界を舞台に銃所持規制法案をめぐってロビイスト達の熾烈な駆け引きが展開されるサスペンス映画。聴聞会に臨むシークエンス、過去の彼女の仕事ぶりと銃規制法案をめぐる攻防と行き来する構成は、ほんと緻密。で、徹底的に敵対勢力に追いつめられるんだけど、終盤に彼女がうった決死の反撃が様々の伏線につながって、なだれ込むカタルシスがたまらなかった。いやー、衝撃的な展開の連続で、脚本の素晴らしさが伝わった。面白かったし、またいつか観たい。
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