「The Road/ザ・ロード」を観た
Cormac McCarthy原作でピューリッツァー賞を受賞した小説を映画化した近未来サバイバル映画「The Road/ザ・ロード」(2009/Cinema)について。
ほとんどすべての動植物が死に絶え、文明も崩壊した近未来。荒涼とした灰色の風景が続く大地の中を、父(Viggo Mortensen)と息子(Kodi Smit-McPhee)の2人連れが、飢えや寒さと必死に闘いながら、南を目指して歩いていた。生き残ったわずかな人々が互いを食らうという狂気の中でも、父は常に善き者であれと息子に教え諭すのだった。しかし彼らの旅は次第に過酷さを増していく...。
これ、文明明崩壊後の世界で、人間としての心を失わずに旅を続ける父子の苦難の日々を描いた近未来サバイバル映画。生き残るために人を喰らう人々など、壮絶なシーンもあるけど、淡々とした週末譚を、寒々しく殺伐としたタッチで描いている。それにしてもViggo Mortensenの危機迫る演技が凄かった。なにか強い印象を残してくれた映画だった。
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