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Tuesday, April 02, 2019

「Split/スプリット」を観た

Split

 ひさしぶりに観直した「Unbreakable/アンブレイカブル」(2000)。その16年ぶりの続編になるM.Night Shyamalan監督のサスペンス映画「Split/スプリット」(2016/Cinema)について。
 こんなあらすじ。過去の痛ましい事件を経て周囲に対して心を閉ざすようになった女子高校生Casey(Anya Taylor-Joy)は、クラスメイトのClaire(Haley Lu Richardson)の誕生パーティーに招待される。帰りは、彼女とClaireの親友Marcia(Jessica Sula)をClaireの父親が車で送ってくれるが、途中で見ず知らずの男(James McAvoy)が車に乗り込んでくる。3人は誘拐され、目覚めた場所は殺風景な部屋だった。そこに現われた男KevinはDID(解離性同一性障害)で、23もの人格を持ち、それぞれの人格に移り変わり続けた。そのKevinを担当する女性医師Fletcher(Betty Buckley)は彼を警戒し続けてきたのだが...。
 これ、3人の女子高校生達を連れ去った男が、23もの人格を持つ解離性同一性障害者だったというサスペンススリラー映画。まずこの映画の凄さはこの23人もの多重人格者を演じ分けたJames McAvoyの演技力。密室に監禁された女子高校生達の前に、潔癖症の青年、9歳の少年、優雅な女性などに次々と変貌して現れるんだけど、James McAvoyが声色や仕種などの細部に凝った演技で23重人格を体現し、最後に現れるビーストまでを演技切り、ほんと凄かった。で、最後にDavid Dunn(Bruce Willis)が登場し、あの「Unbreakable/アンブレイカブル」につながっていく。まさに第3作「Glass/ミスター・ガラス」(2019)への期待値が高まるというもの。面白かったです。

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