「ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い/西寺郷太」を読んだ
Kmt君に借りた大量の本の中からまずは読んでみた「ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い/西寺郷太」(NHK出版新書)について。
これ、1985年に発表された「We Are The World」という奇跡の曲がどのように生まれ、この曲がどんな事態を引き起こしたかを検証した音楽本。その前に白人アーティスト中心に生まれたBand Aid「Do They Know It's Christmas?」が、USでは黒人アーティスト中心にこのUSA for Africaは組まれている。その中心人物の3人は、作詞作曲をしたMichael JacksonとLionel Richieに、プロデュースをしたQuincy Jones。Michaelはともかく、Lionel Richieはそのピークからイッキに転げ落ち、Quincy Jonesもうつ病となり、一時音楽業界から身を引いたとのこと。これ以外にも、The Ponter Sistersのメンバーは消え、Stevie WonderもTina TunrnerもBilly Joelも失速し、Steve PerryはJourneyを脱退した...。そんな「呪い」をこの本は検証していて、なかなか面白かった。
ちなみにこの本を書いたのは、ノナ・リーヴスのシンガーである西寺郷太。映画音楽から始まるポップスの歴史を解説したりと、その知識はハンパない。特に「プリンス論」(新潮新書)は読んでみよう。
cf. 西寺郷太 読破 List
- ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い (2015)
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