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Thursday, June 20, 2019

「くるりのこと/くるり・宇野維正」を読んだ

Qurulikoremasauno_qurulinokoto

 くるり宇野維正の共著によるくるり本「くるりのこと」(新潮文庫)について。
 まずはそのまんまコピーした本の紹介文を。くるり―1996年に京都で誕生し、日本の音楽シーンを変えた唯一無二のロック・バンド。岸田繁と佐藤征史の友情の始まり、結成、デビュー、出会いと別れ。バンドの変遷を辿りながら、経験した様々な出来事とその真相をメンバーが語り尽くした。世代を超えて愛され、20年を越える歳月に鍛えられた、彼らの軌跡がここにある。岸田、佐藤、ファンファンへの新たな取材を加えた、決定版。唯一無二のロックバンド・くるり。彼らの軌跡がここにある。最新取材を加えた決定版!
 結成20年を迎えた2016に刊行され、あらたにファンファンやAlbum「ソングライン」までを加えた最新版がこれ。まさにリアルタイムでずっと聴いてきたくるりなんで、ほんと面白い。確かに「東京」は衝撃的だったし、「ばらの花」はTVスポットが入っていたし、なぜクリストファーが入ってきて辞めたのかもよくわかったし、木村達身の加入と脱退の経緯も、いきなり5人になってファンファンだけ残ったあたりもわかった。メンバーチェンジが激しくて、自虐的にくるりブラック企業と吹聴してるけど、当然だけどそこには意味や葛藤やドラマがある。でも岸田と佐藤は音楽をやるために、続けるために選択をしてきた。あとがきで岸田がメンバーについて書いてるけど、特に「森信行のことは、いつまで経ってもメンバーだと思っている」という言葉はいい。
 この本を読んで「さよならストレンジャー」とか「図鑑」とか「TEAM ROCK」とか「THE WORLD IS MINE」とか「アンテナ」とか「NIKKI」とか「ワルツを踊れ」とか「魂のゆくえ」とか「言葉にならない、笑顔を見せてくれよ」とか「坩堝の電圧」とか「THE PIER」とか「ソングライン」とか、CD棚から引っぱり出して聴きたくなった。くるり好きにはたまらない1冊です。

cf. くるり 読破 List
- くるりのこと/くるり・宇野維正 (2019)

cf. 宇野維正 読破 List
- くるりのこと/くるり・宇野維正 (2019)

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