「La Marche de l'empereur/March of the Penguins/皇帝ペンギン」を観た #3
公開当時2005年、恵比寿の小さい映画館に観に行った「La Marche de l'empereur/March of the Penguins/皇帝ペンギン」(2005/Cinema)。8年ぶりに観直してみた。
これ、コウテイペンギンの1年間を描いたネイチャーもののドキュメンタリー作品。マイナス40℃の極寒の南極大陸で、時速250kmのブリザードが荒れ狂う中、出会い、交尾をし、出産し、120日間も絶食して子供を育てるペンギンたち姿を追っている。ペンギンたちを擬人化したナレーションはほほえましいし、ともかくけなげで痛々しいシーンが多い。特に生んだ卵を母ペンギンが父ペンギンに足から足に渡すシーンで、うまく卵を渡せずに、極寒に転がった卵が寒さのあまりに割れてしまうところは、ほんと悲しい。割れた卵を、途方に暮れながらみているペンギン夫婦の姿がほんと悲しい。
自然の厳しさと雄大さと美しさ、その中で生きるペンギンたちの姿になにかを感じることができる映画。今回も癒されました。
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