「Apt Pupil/ゴールデンボーイ」を観た
Stephen King原作ということで観てみた「Apt Pupil/ゴールデンボーイ」(1998/Cinema)について。
こんなあらすじ。LA郊外に住む優等生の高校生Todd Bowden(Brad Renfro)は、授業で学んだナチスドイツによるホロコーストに興味を持ち、独学で知識を深めていた。そんな時Toddはバスの中で、ナチスの戦犯Dussanderにそっくりな老人(Ian McKellen)を目撃する。手配書と老人の指紋から、老人がDussanderであることの確信を得たToddは、今はDenkerと名乗るこの老人の家を訪れる。Toddは、真相を暴露しない代わりに、収容所では何が行われたのか、虐殺はどのようにして行われたのかと過去の話を強要する。Toddの執拗な要求は、Dussanderの過去と彼の心の闇を甦らせるていく...。
これ、LA郊外に隠れ住む老いたナチスの戦犯と、彼の正体に気付いた高校生との恐るべき交流を描いた心理ホラー映画。優等生の少年が老人を秘密によって支配し、老人は次第に自らの残虐性に目覚めていくというもの。ともかく後味の悪い映画で、まさに原題の「Apt Pupil」=「出来の良い生徒」だったし、徐々に狂気を取り戻していく老ナチスを演じたIan McKellenの演技がよかった。なかなか侮れない佳作だと思う。
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