「お友だちからお願いします/三浦しをん」を読んだ
たまーに読んでる三浦しをん。世田谷中央図書館で借りて「お友だちからお願いします」(だいわ文庫)について。
これ、実は初めて読んだ三浦しをんのエッセイ。世の中の隠れたマナーとか旅のこだわりなど、ダラダラと大量に書かれている。マナーでは「満員電車で降りる時のマナー」とか「そーめんの食べ方のマナー」とかおやじギャグと入浴とか体毛とかふだんぜんぜん気にならなそうなことまでそのマナーを書いている。旅については、青森にあるというキリストの墓とか川中島の合戦での足軽体験など変なこだわりがある。でも、鳥取砂丘に行っても結局はそこにいるカップルについて観察している。
つまり三浦しをんは、電車とかで他の乗客の会話に聞き耳をたてたり、世や親とか友達にとか感じたちょっとした怒りから、じぶんのこだわりを引き出し、エッセイに書いたり、小説に仕立て上げたりしてることがよーくわかった。しっかし、しょちゅう妄想している三浦しをんは楽しい。他の小説もボチボチ読んでいこう。
cf. 三浦しをん 読破 List
- 月魚 (2001)
- 風が強く吹いている (2006)
- 光 (2008)
- 舟を編む (2011)
- お友だちからお願いします (2012)
- 政と源 (2013)
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