「流星ひとつ/沢木耕太郎」を読んだ
今まで読んだことがまったくなかった沢木耕太郎。会社の同僚Kmtくんに借りて初めて読んでみた「流星ひとつ」(新潮文庫)について。
これ、1979年末、28歳で芸能界引退を決意した藤圭子へ沢木耕太郎が行ったインタビューだけの本。刊行が封印されていたが、藤圭子の自殺の後33年の隔て刊行された本。もちろん子供のころ、テレビで藤圭子が歌ってた姿は観たことあるけど、特にファンというわけではなかった。ただ、宇多田ヒカルが世に出てきて、その母親が藤圭子と知って、その自殺したときのことは芸能ニュースで今でも覚えている。
しっかしこのインタビューだけの本、結構読み応えがあって、別れた前川清への変わらない尊敬とか、離婚した両親のこととか、安易にのどを手術したときの悔しい判断とか、歌手としての一流の生き方と激しくて赤裸々な思いが伝わってきた。それにしても無口な印象だった藤圭子がここまで話していたんだということも意外だったし、沢木耕太郎が書いた後述では、宇多田ヒカルのことも正しく触れて好感がもてた。不思議な会話だけでのノンフィクション本だった。
cf. 沢木耕太郎 読破 List
- 流星ひとつ (2003)
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