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Wednesday, July 03, 2019

「Girl,Interrupted/17歳のカルテ」を観た

Girlinterrupted 昔から気になってた「Girl,Interrupted/17歳のカルテ」(1999/Cinema)について。
 こんなあらすじ。1967年、ごく普通の17歳の少女Susanna(Winona Ryder)は大量のアスピリンを服用して自殺騒ぎを起こした末、親の勧めで精神療養施設Claymooreに入院する。そこで彼女は、脱走の常習犯である反抗的で暴力的なLisa(Angelina Jolie)、空想好きで虚言癖のあるGeorgina(Clea DuVall)ら、自分とどこか似たような悩みや不安を抱え、情緒不安定な少女達と出会う。そんな少女達と時を過ごし、お互いの悩みを共有し合ううちにSusannaは見失っていた自分を取り戻していくが...。
 これ、感受性が鋭いゆえに周囲と合わず、心の病を持つ患者の施設に入院した17歳のヒロインを描いた青春群像劇。彼女は自分よりもさらに深い心の闇を抱えた少女達と出会い、かけがえのない時間を過ごしていくというもの。やっぱりこの映画のよさは、繊細な主人公Susannaを演じたWinona Ryderの強い意志が伝わる目力と、反抗的だけど強い影響力を持つ金髪の少女Lisaを演じたAngelina Jolieの存在感。そんな2人が仲間の少女を癒すために、Guitarを抱え、"Downtown"という曲を歌うシーンがなんともよかった。なかなかの名作だと思う。

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