「サザンオールスターズ公式データブック1978-2019」を読んだ
去年2018年6月にデビュー40周年を迎えたサザンオールスターズ。そんな彼らの軌跡を網羅した1冊「サザンオールスターズ公式データブック1978-2019」(リットーミュージック)について。
これ、1978年のデビュー以前から、80年代、90年代、2000年代の活動を代表曲とともにつづったヒストリー、サザンの全AlbumとCDSと映像作品やメンバーのソロ作品をレビューしたディスクガイド、ツアーやコンサートの全会場リストやセトリなどが264ページにもわたって収録されている。
特によかったのは歴代のVictorのレコーディング・エンジニアが語るビクター401スタジオ(通称"サザン・スタジオ")でのAlbum誕生秘話。アナログからデジタルへの過渡期、小林武史との蜜月、桑田の病的なまでのこだわりなどこれは面白かった。それと辞めた大森隆志の写真もちゃんと載っていて素直によかった。
で、やっぱり思ったのは、サザンの軌跡を追うということは、自分の軌跡を追うということだった。高校生の時初めて行ったたサザンのLiveの横浜市教育体育館でのアンコールで演奏された「いなせなロコモーション」とか、擦り切れるまでテープで聴いた「バラッド」とか、大学生2年の頃、KUWATA BANDでの「BAN BAN BAN」とか、西武球場で巨大飛行船とともに演奏された「みんなのうた」とか、この本を読み、その音楽を聴くたびにいろんな思いでがよみがえってくる。そんなバンド、サザン以外にありえない。
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