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Thursday, December 12, 2019

「破れたハートを売り物に」を観た

Yaburetheartwo 甲斐バンドの楽曲をモチーフに、5人の映画監督が作った5本の短編映画オムニバス「破れたハートを売り物に」(2015/Cinema)について。
 それぞれこんなあらすじ。
 ・オヤジファイト:
 さえない中年男が家を出て行った妻と復縁するためにボクシングを始める。つらいトレーニングの末、男はついに運命の試合に挑む...。主演はマキタスポーツ。主題歌は「らせん階段」。
 ・父と息子:
 早くに妻を亡くし、男手ひとつで娘を育ててきた父。大学進学で都会へ出たまま就職した娘には自分への愛情などないと思っていたが、娘の婿となる男から意外な真実を知る...。主演は船越英一郎、大森南朋、なつみ。主題歌は「安奈 -2012-」。
 ・この柔らかい世界:
 幼い頃に母親の愛情を受けられなかった娘は、自分が母親になっても娘に愛情が注げなかった。母親を拉致し呪縛した娘、密室で狂気な愛憎劇が繰り広げられる...。主演は松田美由紀。 主題歌は「そばかすの天使」。
 ・熱海少年探偵団:
 誰もいない学校にえげつない凶悪なカップルが現れる。車のトランクからは血まみれの男が転げ落ちる。それを目撃してしまった小学生のヨシオは窮地に陥る...。主題歌は「漂泊者 (アウトロー)」。
 ・ヤキマ・カナットによろしく:
 暗い過去を持つスタントマンのジョーはある日スタントに失敗しけがをしてしまい、バーテンの女性に独白を続ける...。主演は光石研。主題歌は「HERO (ヒーローになる時、それは今)。

 これ、それぞれ20分程度のショートムービーで、「生きることを素晴らしいと思いたい」という言葉がテーマになっている。ただ、評価的にはちょっとツラく、もうひとひねり欲しかったところ。甲斐よしひろが甲斐祥弘名義で出演しているけど、やっぱり甲斐バンドの曲を強引にドラマにするのは難しいと思った。

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