「徹底解剖! 甲斐バンド THE BIG GIG AGAIN 2016 拡大版」(WOWOW)を観た #2
1983年夏、新宿で行われた甲斐バンドのLive「THE BIG GIG」。あれから33年たった2016年の同日8月7日に日比谷野音で再現されたんだけど、WOWOWで放送された特別番組が「徹底解剖! 甲斐バンド THE BIG GIG AGAIN 2016 拡大版」として再放送された。
「THE BIG GIG」、現在の東京都庁が建っている場所である"東京都裕5号地"で行われ、3万人を動員したLiveだけど、本当に伝説のLiveだった。その当時の様子を甲斐よしひろ本人とディスクガレージ社長の中西健夫が語っているんだけど、これがいい。「ロックは格闘技だ」と甲斐は話し、「シーズン」で日没を迎え、住友三角ビルをライトが照らし、街の雑踏や活気の中でLiveが進んでいく。隣の会場で行ったライヴビューイングとか、初めて使った仮設トイレと当時を振り返る。そして、180万枚売れた「HERO(ヒーローになる時、それは今)」よりも80万枚売れた「裏切りの街角」を誇り、「日本初のスタジアムバンドになる」と言い放ち、ボブ・クリアマウンテンらNYCでのサウンド作りを振り返り、最後は1986年6月29日の甲斐バンド解散まで話が及んだ。
そして、2016年夏、日比谷野音で行われた再現Live「THE BIG GIG AGAIN 2016」へ。開演前のBGMも同じ曲で、そのまま1曲目も同じ「ブライトン・ロック」。松藤英男や田中一郎のインタビューがあり、歓声よりうるさいと蝉の声を甲斐がぼやいていた。そしてゲストで参加した土屋公平もインタビューに答えていた。しっかし、同じセットリストでやることが甲斐バンドのチャレンジというのはわかりやすかった。
さ、もう一度、「THE BIG GIG AGAIN 2016」を見直そう。
● On Air Set List:徹底解剖! 甲斐バンド THE BIG GIG AGAIN 2016 拡大版 (WOWOW)
M-01. ブライトン・ロック
M-02. シーズン
M-03. 荒野をくだって
M-04. 安奈
M-05. HERO(ヒーローになる時、それは今) <"Complete 日比谷野音 LIVE 2014"より>
M-06. ムーンライト・プリズナー
M-07. 漂泊者(アウトロー)
M-08. 東京の一夜
M-09. 100万$ナイト
M-10. ブライトン・ロック
M-11. シーズン
M-12. ナイト・ウェイブ
M-13. SLEEPY CITY
M-14. 胸いっぱいの愛
M-15. 翼あるもの
M-16. 観覧車'82
* Filmed Live at Tokyo Toyu5Gochi on 7th Aug.1983.
* Produced by WOWOW in association with MAZRI Inc.
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