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Friday, April 03, 2020

「Vice/バイス」を観た

Vice George W.Bush政権下で副大統領を務めたDick Cheneyを描く社会派ドラマ「Vice/バイス」(2018/Cinema)について。
 こんなあらすじ。1960年代半ば、酒癖の悪い電気Dick Cheney(Christian Bale)は、恋人のLynne(Amy Adams)に激怒され、彼女を失望させないことを誓う。その後、下院議員のDonald Rumsfeld(Steve Carell)のもとで働きながら政治のイロハを学んだCheneyは、権力の中に自分の居場所を見いだす。そして頭角を現し大統領首席補佐官、国防長官になったCheneyは、George W.Bush(Sam Rockwell)政権で副大統領に就任する...。
 2001/9/11同時多発テロ事件が発生し、この国家を揺るがすこの一大事の最中、ホワイトハウスの大統領危機管理センターで不在のBush大統領に代わって陣頭指揮に当たったのは、副大統領のCheneyだった。Cheneyには危機にチャンスを見出す才覚と、相手を強引に納得させる能力により、着々と影響力を強めていくんだけど、そのやり様が狡猾であまりに憎々しい。だけどその姿にいつのまにか引き込まれてしまった。このChennyを演じたChristian Bale、「The Machinist/マシニスト」(2014)で30kgも減量したが、今回は20kgも増量し、特殊メイクで圧巻の演技をやり通した。凄い役者だと思う。Rumsfeldも、Bushも、Powellもビックリなほど似てる再現度だった。面白かった。

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