「高校事変VI/松岡圭祐」を読んだ
ハマって読んでいる松岡圭祐の「高校事変」シリーズ。第6弾「高校事変VI」(角川文庫)について。
こんなあらすじ。今は亡き父が凶悪犯だったために高校のクラスメイトからいじめの標的にされた"優莉結衣"は、沖縄への修学旅行中に我慢の限界に達しホテルを飛び出した。沖縄の闇社会に君臨し、貧困家庭を食いものにする反社会的勢力と、米軍の権威のもと規律を失って暴走する民間軍事会社の存在に気づいた結衣は、同世代の命を守るため、巨大な抗争の中に飛び込んでいく...。
これ、テロリストの父親の教育を受けた高2の少女が、秩序再編をもくろむ半グレ組織や公安警察に戦いを挑むバイオレンスアクション小説第6弾。今回は沖縄への修学旅行中に、治外法権の米軍基地まで乗り込み、貧困ビジネスや武器輸入をつぶしていくというもので、やっぱりスケールは大きい。性暴力やDVなどの男尊女卑に対する描写は相変わらず残酷だし、フランス人CEOの逃亡や新型コロナウイルスも登場し、物語のリアルタイム感も凄い。
ともかくこれでもかというエンタメ小説、「高校事変VII」も楽しみだ...。
cf. 松岡圭祐 読破 List
- 黄砂の籠城 (2017)
- 黄砂の進撃 (2018)
- 高校事変 (2019)
- 高校事変II (2019)
- 高校事変III (2019)
- 高校事変IV (2019)
- 高校事変V (2020)
- 高校事変VI (2020)
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