« 大阪王将@世田谷 #11 | Main | ホットサンドを作る #11 »

Thursday, May 21, 2020

「浮世の夢/エレファントカシマシ」を聴いた

Elephantkashimashi_ukiyonoyume 自粛生活の中、なんとなくエレファントカシマシを聴き直したくなる。まずは3rd Album「浮世の夢」(1989/Album)について。
 これ、今では廃盤になっていて手に入れるのは難しいAlbum。音はスッカスカだし、未熟としか言えないんだけど、そんな音のうえで感情むき出し、声を絞り出しながら宮本は歌ってる。で、歌ってることは一見文学的だけど、情景や情緒をそのまんまでわかりやすい。だから濃縮なまま、直情的にこっちは揺さぶられる。売れるわけないけど、そんな音を残したエレカシに感謝。ともかく曲について。
・M-01「序曲」夢のちまた:しっとりと始まった曲で宮本の絞り出すような声に震える。
・M-02「うつらうつら」:こんな魂揺さぶる曲を20代で書いていたとは。
・M-03「上野の山」:文学的だし、昭和だし、いまどきないロック。
・M-04「GT」:スッカスカ。
・M-05「珍奇男」:♪働けど疲れ 苦労してオットット YEAH 恐ろしや世間の風~♪、こんな歌詞に共感してしまう。凄いロックンロール。
・M-06「浮雲男」:思わずニヤリとしてしまう曲。
・M-07「見果てぬ夢」:宮本の叫びに何度も鳥肌が立った。♪我も彼らに負けまいと、やさしい日本の四季を見て♪...グラッと来た。
・M-08「月と歩いた」:♪どこまでもついてくる 月がついてくる♪、なんか温かい情景が語られている。
・M-09「冬の夜」:静かな冬の夜に、♪風呂の中口笛吹いた 誰かの歌よ♪なんて優しく歌ってる。そんなラスト。

 赤羽一番街商店街で撮ったジャケット、いいなぁ。もっともっとエレカシを聴こう。

● 浮世の夢/エレファントカシマシ (1989/Album)
M-01.「序曲」夢のちまた
M-02. うつらうつら
M-03. 上野の山
M-04. GT
M-05. 珍奇男
M-06. 浮雲男
M-07. 見果てぬ夢
M-08. 月と歩いた
M-09. 冬の夜
* The Elephant Kashimashi:Hiroji Miyamoto(Vocal,Acoustic Guitar,Electric Guitar),Toshiyuki Ishimori(Electric Guitar),Seiji Takamidori(Electric Bass),Yoshiyuki Tominaga(Drums)
* Produced by The Elephant Kashimashi.
* Mixed by Sachio Utsumi.
* Mastered by Mitsuichi Tanaka.
* Recorded at Yamanakako Music Inn,Hitokuchizaka Studio,CBS Sony Shinanomachi Studio.
* Mixed at Studio Vincent.
* 328H-5112 1989 Epic/Sony Records,A Division of Cbs/Sony Group Inc.

cf. エレファントカシマシ My CD/DVD List
- 浮世の夢 (1989/Album)
- 明日に向かって走れ-月夜の歌- (1997/Album)

|

« 大阪王将@世田谷 #11 | Main | ホットサンドを作る #11 »

音楽」カテゴリの記事

Rock」カテゴリの記事